フロアコーティング業者の比較をしてみて思う事
今住んでいる家が古いマンションなので、前々からやりたい(やらなきゃいけない)と思っていたリフォーム(リノベーションでしょうか?)、色々と聞いたり調べたりしましたが、キッチンやお風呂、トイレに壁紙、常に購入しないモノってどうしてこうも解りづらいものでしょうか?自分達だけで通じる単語や単位をさも当然のようにどの業者も話してきますし、ネットや資料を比較して見ても基本的には同じです。
いつも思うのですが、滅多に買わないモノやサービスを扱う業界は、無茶苦茶な会社が多いなーと感じます。
今回はフロアコーティングの業者選定について比較検討した結果を書いてみたいと思います。
- 床へのフロアコーティング施工のメリットとは?
- フロアコーティングの種類と特徴
- フロアコーティング業者の選び方
- フロアコーティングを行ったユーザーのブログ
- 実際にフロアコーティング施工会社に問い合わせしてみる
- 最終的に参考にしたサイトは?
- 「フロアコーティング業者の比較をしてみて思う事」のまとめ
今まで自分が売る側として扱ったものもそうですが、普段手にしないからこそ、その時の選択は生活や大袈裟に言えば人生にずっと影響します。どんなモノでもモノの本質を理解した上で、何故それに決めたのかを明確にした上で決定するべきだと私は思います。普段買わないモノは本当にあまり買いません、また長く付き合うモノが多いので、しっかりと比較し選択の理由を明確にしないとかなり長い間後悔する事になるとも言えます。
ただそういうサービスを扱う会社は大抵、顧客に時間的余裕がない、商品知識が乏しい、リピートしなくても問題ない等の理由で売り切り御免の商法がまかり通ります。そういった経緯で商品・サービス・営業のどれをとっても低い品質のまま存在している企業が多くなってしまうんじゃないでしょうか?
床へのフロアコーティング施工のメリットとは?
フロアコーティングとは、フローリングにコーティングを行い、傷や汚れ、水分からフローリングを守り、美しさを維持してくれる商品・サービスです。
中には滑りやすいフローリングに適度なグリップをつける事で犬やお年寄りの転倒防止に利用する方もいるようです。
私は震災でお酒(テキーラ)の瓶が落ち、アルコールでフローリングをダメにしましたので、ちょっと今回は安心して過ごしたく検討しました。
フロアコーティングの種類と特徴
フロアコーティングは大きく分類比較すると4種類となります、会社によって商品名は違いますが、大きくコーティングの手法、材料を分けるとこうなります。そこにプラスして従来のフローリングケア方法であるワックスの塗布が入るかと思います。基本的にフローリングは木材の為、水分に弱いのですがコーティングをする事で水拭きが可能になり、耐薬品性が高いものが多い。特に今のマンションに多く使われているシートフローリングは木ですらなく、ワックスフリー、ノンワックスと言っていますが、逆に水分は天敵みたいです。
人気ランキングとしてはUVフロアコーティングとガラスコーティングの2強といったところでしょうか?この2種類を比較するとここんな感じです。ついでにその他のコーティングについても記載しておきますので、特徴等を比較してみてください。
UVコーティング
(管理人おすすめランキング1位)
- 耐久年数(保証期間)20年~35年
- コーティングの材料を紫外線照射で硬化させる手法の為、施工時間が最も短く品質もあんていしている
- 光沢(ツヤ)が強い高級感のある仕上がり
- 完全に硬化してしまうので安全性が非常に高く、ペットや子供でも安心
- 適度な防滑性がある為、ペット・介護用として利用する場合も
- 紫外線照射機材が必要な事や技術的にも難易度が高い為、他のコーティングに比べ価格が高め
- 次亜塩素酸も使用出来る為、流行りのノロウイルス対策も可能
- 補修箇所を削り、上塗りが出来る
ガラスコーティング
(管理人おすすめランキング2位)
- 耐久年数(保証期間)10年~20年
- ツヤの無いものが多くフローリングの風合いをそのまま楽しみながら保護できる
- コーティングの中では硬度が高い(9H)前後が多く、キズがつきにくい
- 完全に硬化するまで2日程度の時間がかかる為スケジュールに余裕がないと難しい
- 他のコーティングに比べ滑ることがある
- 補修後の上塗りが不可能
- その硬さから強い衝撃にはひび割れする事がある
シリコンコーティング
(管理人おすすめランキング3位)
- 耐久年数(保証期間)5年~20年
- アクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜたコーティング剤
- 他のコーティングに比べ安価である
- 床暖房対応やUVカットタイプなど種類が多い
- 適度な防滑性がある為、ペット・介護用として利用する場合も
- 他のフロアコーティングに比べ耐久年数が低い
- 塗り直しが困難
- 完全に乾燥する時間が長い(完全硬化するまで一月程かかる)
ウレタンコーティング
(管理人おすすめランキング着外)
- 古くから行われている一般的な施工方法
- 水溶性樹脂を使用する為、施工時の臭いが少ない
- 他のコーティングと比べ安価である
- 他のフロアコーティングと比べ密着が弱い為、剥がれる原因となる
- 耐薬品性は低い、アルカリ性の洗剤等には弱い
- 乾燥時間が長い(完全硬化するまで1カ月程度かかる)
- 耐久性が短い
コーティングの種類は一長一短と言えますので、どんな目的でフロアコーティングをしたいかで選ぶとよいと思います。
フロアコーティング業者の選び方
私もコーティング業者を比較する際に色々検索をしたのですが、まだまだ認知の少ないサービス、新しい業界の為か、WEBの集客方法としては怪しいサイトばかり出てくるのが現実でした。
出てくる情報として下記のような分類のサイトが上がってきますが、比較情報の信憑性や内容の精査には注意が必要です。というか完全に参考として見た方が良いです。
一括見積サイト
「フロアコーティング×価格」「フロアコーティング×見積」等で検索するといくつか一括で見積が出てくるサイト。
便利ではありますが価格での比較しか出来ないと考えて良いかと思います。
私の見解では、目に見えるモノが無いサービス程、安かろう悪かろうと言えます。
もちろん、商品特性上、法外な価格設定が多かったり、2重価格を設定し値引き商法をする業者が多い業界とも言えますが、サイトに掲載している各社の情報や口コミ等は怪しいモノです。おそらく掲載には余分にお金が発生し、それがサービス価格に乗っかっているのではないでしょうか?
フロアコーティング会社のランキングサイト・比較サイト
少しビジネスに精通していたり、WEBの事を分かっている方はすぐに感じると思いますが、ほとんどのランキングサイト・比較サイトはコンサルティング業者やサービスの運営元が直接が制作運営しています。第3者機関によるものやリクルートのような大きな会社が運営するポータルサイトだと少しは比較内容が信頼が出来ますが、そこにもお金の流れがあるので、本当の情報はあまりないと言えます。また同じようにその分の金額は商品に乗っかっているでしょう。
そもそもよく考えれば誰がそんなフェアなランキングを公共に伝えたいか?ましてや普段あまり関わらないサービスであれば基本的にサービスを受けて比べる事は難しいですよね。
普段からよく利用する飲食店や商店なら、そのお店のサービスに共感し応援したいという気持ちからそのようなサイトが自然発生的に作られるかもしれませんが、基本的にランキングサイトや比較サイトとはユーザーを混乱させるだけのビジネスサイトと考えた方が良いです。間違いなく物理的に考えてどのサイト制作者も全てのコーティング業者を試して比較しているはずがありません。
今回フロアコーティングを検討するにあたり、この業界のランキングサイトの多い事、それだけ各社のサービスに差がない証拠かもしれませんが、とても多く、どのサイトも矛盾が多く、自社の基準でユーザーに比較してもらおうとしているサイトとなり、見れば見るほど混乱してくるような感じです。WEB上の口喧嘩のようです。
各社サービスサイト
各社サービスサイト、コーポレートサイトを運営しています。
これはどの業界でも同じかと思いますが、各社の考え方、商品、オペレーションが違いますので、言っている事はまちまちなのですが、会社として共感出来るかどうか、自分自身のニーズや状況とマッチングが高いか、そのサービスの質についてのこだわりを見ると良いかと思います。
私が色々と調べたり実際に問い合わせをした結果、コーティング自体の性能や材料にはそこまで違いがありませんでした。ということは、その会社がどういう考えでフロアコーティングをしているのかが重要になります。会社の考え方はサービスの質に関わりますので、それはどのセクションにも浸透するものです。
私の考え方では、例えば問い合わせ対応の良い会社は施工の質も高い可能性が高いです。問い合わせは顧客にしっかり情報を伝え理解してもらう職務を持っています。それを全うしている組織はフロアコーティングの目的も全うしている可能性が高いと言えます。
フロアコーティングを行ったユーザーのブログ
あるブロガーさんのブログ記事がリアルで面白く参考になる部分も多かったのですが、結果的に言うとこれも業者と繋がりのあるブロガーさんでした。アフィリエイターさんに近いのかもしれません。なかなか巧妙なつくりなので最初は普通のユーザーだったのかもしれません。
よく考えたら一般のユーザーが自分の時間を無償で割いて、フロアコーティングのような特定のリピートしない商品の記事を書き続けるのは現実的ではないですよね…。
実際にフロアコーティング施工会社に問い合わせしてみる
正直自分が一番信用しているのは実際に問い合わせした際の担当者や営業マンと話した時の印象です。
床・フローリング等の状況確認をしっかりするか?
まずコーティングという商品は、条件上サービスが提供できない事が多いという事。
その上で状況をしっかりとヒアリングし、聞いてくれないと話が進んだ結果出来ませんという事が多い商品かと思います。口コミサイトやランキングサイトの記事でも断られたというエピソードが結構ありました。
逆に何でもできるは怪しいとも言えます。どこかの会社が出来ないには出来ないだけの理由があり、それを出来ると言っている会社は技術力なのか無理矢理か怪しいとも言えます。
出来る根拠もしっかり伝えてくれる会社が良いと思います。
2重価格ではないか?
値引き率がやけに高い会社は、どの業界でもそうですが、サービスが貧弱な事が多いです。
価格を下げてくれるという事は従業員に負担がかかるという事、薄利多売の企業は大抵の場合、人を大事に出来ません。特に人の手でサービスを行う商品では、ここは重要かと思います。簡単に言えば手を抜かれます。
むしろ手を抜くという事がその組織の常識になっている、基準になっていると言っても良いかと思います。
大きな値引きがなく、ボーダーを早い段階で伝えてくる会社は、最低限その会社の人を動かす上での価格を守っている証拠です。人を守る事はつまり品質を守る事と同意と言えます。そういった場合、信頼できる企業の可能性が高いです。
初期見積価格が高すぎないか?
最初に見積を依頼した場合、その企業の戦略は先にユーザーに訴求し情報の擦りこみを行う手法です。したがって相場より高額で出してくる可能性が高いと言えます。少なくとも複数社の見積をもらい比較した方が良いでしょう。
以上今回はフロアコーティングというサービスについて、業界の今の状態を書いてみました。認知の少ない業界だけに集客には苦戦していそうですね。苦しい集客だとどうしても怪しい手法になってしまいがちです。ユーザーとしてもしっかりそれを見極めたいところです。
最終的に参考にしたサイトは?
下記リンクのサイトなんですが、フロアコーティング経験者の方が制作した口コミサイトのようです。WEB制作の仕事をなさっているらしく、おそらく私と同じように思うところがあり、制作されたものかと思います。個人で運営していると思うのですが、口コミの数はかなり多いのではないでしょうか?リアルの口コミ(おそらく業者の自作自演も中にはあると思います)がここまで集まるのは、業界の信用度が低い表れかもしれません。
「コートコミュ」みんなで作るフロアコーティング施工業者の口コミ・評判サイト
基本的に悪口中心の口コミが多いのですが、なかには素晴らしいフロアコーティング業者もあるという事が解ります。ちなみに掲載社数59社中5件以上の口コミ掲載があり、評価4.5を超えているコーティング業者は7社しかありませんでした。該当の会社名と各社HPタイトルを掲載しておきます。
- ウェイフォーメーション(Way-formation) ➤ 床のガラスコート・フロアコーティング │ ウェイフォーメーション
- カラー ➤ フロアコーティング専門【株式会社カラー】高品質な自社コーティング
- ライフタイムサポート ➤ 安心度NO.1フロアコーティング【ペット対応】
- CleanExpress ➤ クリーンエクスプレス(現在は掲載サイトリンク切れ)
- ワイズプランニング(現在は掲載サイトリンク切れ)
- 大由開発 ➤ フローリングのUVフロアコーティングは|大由開発(在は掲載サイトリンク切れ)
- ワイエムコーポレーション(現在は掲載サイトリンク切れ)
当然ですが、全ての情報に信憑性が100%という事はありません、なかには満点の会社もあるので自作自演を疑う業者もありますが、少なくとも高い割合で生の声が掲載されていると言えます。運営の方もなりすまし、自作自演を嫌っており、それについての注意書きもあったりするので、実際にあからさまなものは削除していると思います。また運営期間が長いので、中には古い情報や社名が変わっている会社、なくなっている会社もありますので、ご注意ください。
「フロアコーティング業者の比較をしてみて思う事」のまとめ
最後にフロアコーティングの種類にも業者にも一長一短はあります。そもそも何のためにコーティングを行い、何を優先させるのか?それによって他の買い物同様に選択の正しさは変わってきます。改めて自分自身のニーズと商品・企業のマッチングを考えるとおのずと答えが出るのではないでしょうか?
- 自分のライフスタイル合ったフロアコーティングは何か考える
- 様々な情報は情報として頭に留め鵜呑みにはしない
- 品質基準は一定ではない為、価格での判断は行わない方が良い
- 実際にその会社スタッフの声・対応を聞いてみる
そもそもフロアコーティングとはこんな考えで選ぶと良いのではないか?という内容の記事も参考までに↓